渡航先の最新情報を確認する
通信規制、アプリの提供状況、決済手段、犯罪情勢は更新されます。
地域を一括して「安全」「危険」と評価せず、渡航する国、都市、滞在期間、利用するサービスを分けて確認します。
出発前に、渡航する国と都市、滞在日、乗り継ぎ地、端末の機種名、通信プラン名をメモします。同じ国でも、契約プランや使う機能が違えば必要な確認は変わります。
そのメモを手元に置き、次の情報源を開きます。
- 外務省の海外安全情報で国名を選び、危険情報、安全対策基礎データ、在外公館の案内を確認
- 渡航先政府や現地当局の案内
- 利用する通信事業者、eSIM事業者の対応国と利用条件
- 利用する銀行、カード会社、決済サービスの海外利用案内
- 利用する地図、メッセージ、配車、翻訳アプリの公式案内
検索結果や旅行者の投稿は候補を探す材料にとどめ、法令、利用可否、連絡先の根拠には公式案内を使います。
確認メモに残すもの:公式ページのURL、読んだ日、ページの更新日、対象の国とプラン、確認できた条件、まだ分からない点です。
更新日が古い、対象プランが違う、情報同士が食い違う場合は、通信なら契約先、アプリなら提供元、法令なら現地当局の公式窓口へ確認します。回答が出るまでは「使える」と数えず、代替手段を決めます。
どの渡航先でも確認する5項目
渡航先が変わっても、確認する項目は共通化できます。
通信手段
ローミング、現地SIM、eSIM、モバイルルーターのどれを使うか決めます。
対応国、音声通話の有無、テザリング、開通方法、通信量の上限を公式情報で確認します。
注文前に、端末の対応状況、利用開始の条件、有効期間、追加料金、サポートの連絡方法も確認します。認証用SMSが必要なら、日本の電話番号で海外受信できるかを契約先へ確認し、データ通信が使えるだけでSMSも使えるとは判断しません。
回線の設定と契約の選び方はeSIMとVPNの違いを通信経路から整理するへ進んでください。
使うアプリ
地図、決済、移動、翻訳、メッセージ、認証に使うアプリを洗い出します。
現地で公式ストアから入手できない可能性に備え、出発前に正規のアプリを導入し、ログインと復旧方法を確認します。
「日本で起動できた」だけで終えず、使う国の対応案内を確認し、宿泊先の検索、必要な交通手段の経路表示など、使いたい機能まで試します。現地でしか完了できない登録は、その条件と代替手段をメモに残します。
オフラインで使う情報
通信が切れた場合に必要な住所、予約情報、地図、緊急連絡先を端末へ保存します。
- 宿泊先の現地表記の住所、予約情報、空港から宿までの移動メモ、緊急連絡先を、端末内で開ける形式で保存します。
- 出発前の連絡に支障がない時間に、機内モードをオンにし、Wi-Fiもオフになっていることを確かめます。
- 保存した情報を開き直します。地図は必要な範囲を拡大し、住所や駅名が読めるかを確認します。読めない情報は紙にも控えます。
- 確認後は機内モードをオフにし、Wi-Fiなどを元の設定へ戻します。普段の連絡が使えることを確かめます。
オフライン地図は、地域や機能によって使えない場合があります。たとえばGoogle マップの公式案内では、ダウンロードできない地域があり、オフラインでは公共交通機関や徒歩の経路を表示できないとしています。地図を保存しただけで、現地の乗り換え案内まで使えるとは限りません。
チケットのスクリーンショットは、入場用の券として使えるとは限りません。予約先が案内するオフライン表示や印刷の方法を確認します。
決済手段
カード、現金、現地の交通系決済、モバイル決済のうち、利用できる手段を複数用意します。
カード会社の海外利用条件、利用通知、紛失時の連絡先を確認します。
アプリへのカード登録が完了しても、すべての店舗や交通機関で払える保証にはなりません。現金など別の支払い方法も用意し、詳しい事前確認は海外でクレジットカードを使うときの注意点で確認します。
法令とサービス条件
VPN、暗号化通信、撮影、端末検査、アプリ利用、持ち込み機器に関する最新の案内を確認します。
確認できない法令や規制を、記事の一般論から断定しないでください。通信事業者の「対応国」という表示は、その国のすべてのアプリやVPNの利用を認める法的な案内ではありません。
出発前に共通して準備する
アカウントと認証を確認する
地図や決済のアカウントに、固有のパスワードと利用可能な認証手段を設定します。
認証コードを受け取る電話番号が海外で使えるか、予備の復旧手段があるかを確認します。
認証アプリやセキュリティキーを使う場合は、端末を失ったときの復旧方法も準備します。
端末を更新してバックアップする
私物端末は、出発直前を避けてOS、アプリ、ブラウザを公式の更新機能から更新し、その後に使うアプリを開いて確かめます。
端末の紛失や破損に備えて、必要な写真、連絡先、予約情報をバックアップします。
バックアップの完了日時と、復元に必要な認証手段を確認します。確認のために普段の端末を初期化する必要はありません。
会社や学校が管理する端末は、更新、アプリの追加や削除、バックアップ先を管理者へ確認します。業務データを私物のクラウドへコピーしたり、管理プロファイルを外したりしないでください。出張の承認と接続テストは海外出張で社内システムに安全に接続する方法を参照してください。
公式アプリを導入する
アプリは公式ストアやサービス公式サイトから入手します。
渡航先で使う地図、交通、翻訳、決済、通信アプリは、出発前に正規の開発元と利用条件を確認します。
私物端末の不要なアプリは、保存データや認証への影響を確認して整理します。出所が分からないアプリにカード情報や認証コードを入力せず、正規の提供元を調べます。認証アプリやeSIMを、通信不調の対処として安易に削除しないでください。
連絡先を紙にも控える
端末を失った場合に備え、在外公館、通信会社、カード会社、旅行保険、宿泊先の連絡先を紙に控えます。
連絡先は検索広告やメッセージに表示されたものではなく、各公式サイトで確認します。海外から使える電話番号、対応時間と時刻帯、電話が使えない場合の公式問い合わせ先も控えます。
VPNを使う場合の準備
VPNは、公共Wi-Fiなどで、VPNを通る通信を端末からVPNサーバーまで暗号化する手段です。どの通信がVPNを通るかは設定やサービスによります。
VPNを使っても、偽サイトへの入力、端末の紛失、マルウェア、現地法令の問題は解決しません。
利用する場合は、事業者の公式アプリ、料金、解約条件、対応端末、現地での利用条件を出発前に確認します。
VPN事業者の接続実績や旅行者の口コミだけで、現地法令上の利用可否は決められません。条件が確認できない場合はVPNを使う前提で旅程や連絡手段を組まず、オフライン情報や別の連絡方法を用意します。
eSIMとVPNの役割分担はeSIMとVPNの違いを通信経路から整理するで確認できます。
中国へ渡航するときに確認する項目
中国へ渡航する場合は、海外サービスの接続可否、現地アプリ、決済、VPNに関する公式情報を別々に確認します。
入口は外務省の中国安全対策基礎データです。そこから滞在都市を管轄する大使館や総領事館の案内へ進みます。中国本土、香港、マカオをまとめず、実際に訪れる場所を通信プランと公式情報のそれぞれで確認してください。
通信とアプリの利用可否
利用する地図、メッセージ、クラウド、決済などのサービスを先に洗い出し、各サービス提供元、通信事業者、外務省、現地当局の公式案内で利用条件を確認します。
利用可否は時期、地域、回線、サービスで変わるため、出発前に各公式案内で確認してください。通信会社には「このプランで、この滞在日に、このサービスを利用する予定」と具体的に伝え、分からない条件を問い合わせます。
利用できない場合に備え、連絡手段、地図、翻訳、決済の代替方法を複数準備します。
VPNの法令と接続条件
VPNを使う場合は、現地の法令、認可条件、通信事業者の案内、旅行者向けの公式情報を確認します。
接続できるかどうかと、利用してよいかどうかは別の問題です。
この一般記事では、個別のVPNの合法性、認可の要否、罰則を判定しません。対象のサービスと使い方について現地当局の公式案内を確認し、業務利用は会社の情報システム担当や法務担当にも相談してください。
端末と情報の持ち込み
端末の検査、撮影、通信、業務情報の取り扱いについて、外務省と現地当局の案内を確認します。
業務端末や機密情報を持ち込む場合は、所属先の規程と承認経路も確認します。
韓国へ渡航するときに確認する項目
韓国へ渡航する場合は、利用する地図、交通、決済、通信サービスの対応条件を出発前に確認します。
外務省の韓国安全対策基礎データで緊急連絡先などを確認したうえで、アプリの機能は各提供元の公式案内を見ます。外務省の国別ページだけで、特定のアプリの動作確認まで済んだとは考えません。
地図と移動アプリ
普段使う地図アプリが、検索、経路、ナビゲーションのどこまで対応するかをサービスの公式情報で確認します。
代替の地図、交通、配車アプリが必要な場合は、公式ストアとサービス公式サイトで提供元、日本語対応、アカウント登録、支払い方法を確認します。
アプリ名だけで利用できると判断せず、出発前に宿泊先と空港など必要な経路を検索して動作を確認します。施設名だけでなく、現地表記の住所、最寄り駅名、利用予定の出口も控えます。
決済と通信
カード、現金、交通系決済、モバイル決済の対応状況を、店舗、交通機関、滞在地域ごとに確認します。
フリーWi-Fiの利用条件を確認し、銀行や決済の操作は可能なら契約したモバイル回線へ切り替えて、正規のアプリや事前に確認した公式サイトから行います。公式アプリを使うことと、接続する回線を選ぶことは別々の確認です。
渡航先ごとの追加項目を公式情報で確認する
中国、韓国以外へ渡航する場合も、地域名でまとめず、渡航する国と都市について次の情報を公式ページで確認します。
- 外務省の海外安全情報と現地の日本大使館、総領事館の案内
- 通信事業者、SIM、eSIMの対応条件
- 地図、交通、決済、メッセージの公式案内
- 端末紛失、盗難、カード不正利用時の現地窓口
国や都市を特定できない注意喚起、確認できないVPN規制、出典のない犯罪傾向は、渡航先の公式情報で確認できるまで判断材料にしないでください。
現地で通信やアプリに困ったとき
- 通信全体か、特定のアプリかを分けます。回線名やエラーを確認し、Wi-Fiだけ使えるのか、モバイル通信も使えるのかを記録します。つながらないだけで、規制や乗っ取りが原因と断定しません。
- 契約先の手順と照らし合わせます。対象国、利用開始日、残量、選択中の回線を確認します。ローミングをオンにするかは、そのプランの公式手順と料金を確認して決めます。
- 分からなければ操作を止めます。eSIM削除、端末の初期化、管理設定の解除で試し続けず、保存しておいた公式窓口へ連絡します。会社や学校の端末は管理者へ相談します。
移動を続ける必要がある場合は、保存済みのオフライン情報と紙の連絡先を使います。宿泊先には施設のWi-Fi接続方法を、契約先には回線の不調を相談します。紹介された非公式アプリの導入や、不審な証明書警告を無視する操作で接続を続けません。
不審な画面へ認証情報やカード情報を入力した場合は、その画面で操作を続けず、正規サービスやカード会社へ相談します。入力や支払いをした事実は、回線が復旧しても解消しません。カードの対応は海外でクレジットカードを使うときの注意点も確認してください。
スマートフォンを紛失、盗難した場合の端末ロック、回線停止、アカウント保護はスマホ紛失の初期対応を確認してください。
出発前の確認を終える目安
- 渡航日と通信プランに合う条件を確認し、分からない点を公式窓口へ問い合わせた
- 使いたいアプリの必要な機能を試し、現地でしか確認できないことを分けた
- 通信を切っても宿の住所、予約情報、連絡先を読めた
- 通信や決済が使えないときの代替手段と、端末を失ったときの連絡先を用意した
これは出発前の準備の目安です。現地の接続、決済、法令上の利用可否を一括して保証するものではありません。渡航直前に更新の有無を見直します。
よくある質問
中国や韓国では特定のアプリを入れておけば安心ですか
アプリを入れただけでは、接続、登録、通信量、決済、復旧まで確認したことになりません。
実際の宿泊先や移動経路を使って動作を確認し、使えない場合の代替手段も用意してください。
VPNを使えば現地の通信制限を回避できますか
VPNの接続可否と利用の適法性は国や時期によって異なります。
回避できると断定せず、現地の法令と公式案内を確認してください。
現地SIMとeSIMのどちらを選べばよいですか
端末の対応状況、音声通話の必要性、開通方法、通信量、サポート窓口で選びます。
通信手段の比較は海外旅行前にスマホを安全に整えるチェックリストとeSIMとVPNの違いを通信経路から整理するを確認してください。
公共Wi-Fiを使う場合はどうすればよいですか
銀行や決済などの操作を延期するか、モバイル回線へ切り替える方法を先に検討します。
避けられない場合の接続前後の確認は公衆Wi-Fiを使わざるを得ない場合の安全な使い方を参照してください。
参考資料
2026年10月5日に公式ページを確認しました。中国と韓国の安全対策基礎データには、それぞれ2025年4月23日、2025年7月9日の更新日が表示されていました。確認した日と情報の更新日は異なります。国別ページを入口に、渡航直前の発表と利用サービスの条件も確認してください。
アイキャッチはAI生成のイメージです。
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